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吉里吉里ライダーズ名鑑2017 DATA

さてさて、今どきのBike

 2017年は完全にKTMの年でした。吉里吉里に立ち寄ってくれた台数は10台、2%と少数ですが排気量125から1290まで、XC・DUKE・RCとフルラインナップで登場してくれました。(詳しい数字は1月中にH.P.に公開する車種別一覧表をご覧ください。)輸入車でありながら小排気量も守備範囲に置き、価格も小排気量ならそんなに大きな金額にもならないので若い方も乗って来られました。国道を走っているKTMも結構見ました。

 そしてさらにすごいことは2018年モデルから一般道走行可能な2ストロークエンジンを復活させることです。車種としては250ccシングルのエンデューロモデルです。若い方は接することがあまり無かったと思いますが2ストロークエンジンは本当に面白い。アクセルを開けた時の二次級数的な加速の小便ちびりそうな快感!エンストしそうでエンストしない低速での粘り等、2ストロークエンジンが持つエンジン特性、4ストロークエンジンでは決して経験できないこう言った楽しさを残そうとする姿勢が凄い。今の国産4メーカーには見られない姿勢です。

 ヨーロッパやアメリカのカスタムバイクショーを見ると過去のBikeへのオマージュをベースとしたカスタムBikeを多数見ることが出来ます。しかし国内メーカー・国内サードパーティーが展示するコンセプトモデル、カスタムBikeにはそういった姿勢は希薄です。どちらかと言えばガンダムに代表される近未来SFの中の記号としてのBikeと言った形が多いような気がします。基本的に「本当にBikeが好きなんだろうか」と言った疑問が頭の隅をよぎります。

 このところの国産Bikeはハード、ソフトともアメリカ・ヨーロッパのメーカーの後塵を拝しているような気がします。株価や利益と言うのも重要だとは思いますがそれが第一となってしまうとアメリカ・ヨーロッパのメーカーはもちろん、勢いのある中国・インドのメーカーにさえおいてきぼりをくってしまうかも知れません。4メーカーの奮起を望む!

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