吉里吉里ライダーズ名鑑2019 DATA
今どきのMotorcycle
2019年吉里吉里を訪ねてくれたMotorcycle/Riderは12月15日までで531台です。ブラックアウトで最悪だった昨年よりは14%程増加しました。とは言ってもこのところ500〜600台で推移している来店者数を思えば決して多い年ではありません。むしろ少なめの例年並みと言った所でしょうか。
さて今年のMotorcycleの内訳を見ていきましょう。昨年激減したHONDAが盛り返し30%近くのシュアを取りました。特に125ccクラスの台数が多くCrossCub110、SuperCub110人気の現れでしょう。Cub125も発売され来年もたくさん来そうです。あと面白かったのは「こんなオートバイ売れるんか」と思っていたRebelが250、500共々そこそこやって来たことです。特に250は単一車種では250ccクラス1番の5台もやって来ました。HARLEY-DAVIDSONに代表されるMotorcycleのイメージはやはり大きいのでしょう。
YAMAHAはSRとSEROWです。この2車種でYAMAHA全体の1/4以上の台数を占めます。YAMAHAはそんなSEROWを辞めちゃうなんて。後継車種はどうするんだろう。あと興味を引いたのはMAJESTY S、TRICITY155等に使われている155ccのエンジンです。何がと言われると困るのですが何となく気になる存在です。
SUZUKIは何と言っても去年に続きV-STROM250です。他の250Twin Modelもそこそこ人気です。減価償却も終わった250で価格もそこそこ抑えられているのも人気のある理由かも知れません。
KawasakiはやはりH2でしょう。昨年までは1台も顔を見せなかったのに今年は4台もやって来ました。注目されるNew Modelもここまでやって来るには数年かかります。刀の新しいのもまだ姿を見せていません。Ninja250の4気筒は割と早く顔を出すかな。春の楽しみです。
あとKawasakiでは希少車種と言うか単に売れなかっただけと言っちゃぁ悪いですがそんなMotorcycleが2車種やって来ました。新しい方がZ250SL、古いのがXANTHUSです。Z250SLなんて新しいのに見たことありませんでした。そしてもう販売終了と聞いて二度びっくり。Kawasakiは大排気量が主力なのでこんな小さいMotorcycleなんか相手にしてられないのかも知れませんが大排気量に乗ってた人も歳をとる。そんな人のためににもこんなMotorcycleを用意しておく。そんな度量が欲しかったです。
XANTHUSこれはもう古い。1992年発売と言うのでもう27年も前なんですね。来店したXANTHUSも少ないです。27年間で多分3〜4台だと思います。でもこの2台に共通するのはどちらもとてもカッコいい。何故こんなカッコいいMotorcycleが売れなかったのかとても不思議です。僕の趣味が悪いとは全然思えませんが‥‥。
輸入車は数に変化なし。総数が増えているので割合としては少し減ったことになります。HARLEY-DAVIDSONが輸入車の4割程度占めるのは変わりません。アドベンチャー系のGSが多いのも変わりませんが意外とRT系も健闘しています。DUCATI、KTM、Triumph等もそれぞれ健闘しています。Husqvarnaがそれに混ざるのは何時になるでしょう。これも楽しみです。
Motorcycle全体としては僕の個人的好みにもよるのですがネオクラシックと言うか60年代のCafeRacerぽいデザインのMotorcycle(V7Racer、THRUXTON TFC、SCRAMBLER CAFE RACER、Z900RS CAFE、W800 CAFE、SV650X等々/SUZUKIまでが作っています。デザイン的にはKawasakiよりまし。)が増殖しているのはうれしいことです。今の時代にRENAISSAなんてあれば格好のカスタムベースになるのに。今でも惜しいMotorcycleだと思っています。